10月の標語「小さなお節介をする」

 「お節介」を辞書で調べると、 ”出しゃばって世話を焼くこと。不必要に人の事にたちいること” とあります。大きなお世話は相手の感情を逆なでしてしまうことがあるでしょう。しかし、「小さなお節介」或いは「小さな親切」であれば感謝されることもあるのではないでしょうか。

 世の中は目まぐるしいスピードで進んでいるように思います。1日24時間は昔から変わらないのに、沢山のコンテンツや魅力的な製品の数々、または様々な問題などによって、集中出来ないことが多々あると思います。
そのような中で生活をしていくときに、しなければいけないことがあるけれど、つい出来なかったり、忘れてしまうこともあるのではないでしょうか。また忘れてしまっているわけではないけれど、他の気が付いた人が代わりにしてもらえると助かることがあるのではないでしょうか。そういう「小さなお節介」をしていければと思います。

 私は記憶では、昭和の時代は「お節介ばっかり」だったように思います。あるお母さんが幼児をおんぶしているとき、幼児の足が出てしまったりすると、寒いだろうとそのお母さんに足が出ていることを伝えたり、自分でその幼児の足を覆ってあげたりする人がいました。よその家の子供でも何か悪いことをしていたら、自分の子供のようにその子供を叱ったりしていました。そういう「お節介」はその人のことを自分のことのように思っていることがそのようにさせているのではないでしょうか。

 それが段々とその「お節介」を受ける人が「大きなお世話」に感じ始め、「うっとうしい」や「煩わしい」という印象になり、あなたには関係無いことだからほおっておいて欲しいという状況となっているのでは無いでしょうか。また「お節介」をする方も迷惑だと思われるなら出しゃばらない方が良い、揉め事にならない方が良いと考えてしまうのも当然かと思います。しかし、時代とは不思議なもので政治経済しかり、ファッションしかり、繰り返されていくことが多いです。希薄な関係が多くなってくると、再び密な関係に戻ってくるのではないでしょうか。

 但し、時にこの「小さなお節介」や「小さな親切」を行動に移すには勇気が必要です。知らない人に対しては尚更です。しかし、感謝してもらえるときに人は嬉しさを感じ、喜びを感じます。また日本人は、他の人のことを考えることが出来る気質があります。

 私は、youtube で日本や日本人の素晴らしいところを紹介しているチャンネルが大好きです。日本人の良いところを、もっともっと前面に出していくことによって、素晴らしい日本を再認識出来ればと期待しています。

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