このブログでご紹介させていただいている東京都八王子市の試験棟による建物の固有振動数計測が概ね完了いたしました。計測内容は下記になります。
【耐震等級】
① 建築基準法仕様
② 耐震等級2仕様
③ 耐震等級3仕様
【偏心率】
① 0.00
② 0.15
③ 0.30
【HD金物】
① 有り
② 無し
上記項目を組み合わせて各変化に対しての計測変化を比較します。また2階床を1cm加力した際のばね定数も計測しています。これらを総合的に解析をし、住宅の揺れ強さを数値化していきます。今後はALC板設置による試験棟の竣工を目指します。その後、制震部材などを随時設置し、計測を継続することによりこれまでの計測結果と比較をしていきたいと思っています。
既存住宅の流通化が進んでいく中、矢張り気になることはこの既存住宅は今後何年間住み続けていくことが出来るのかということではないでしょうか?地震によって被害を生じてしまうリスクを少しでも払しょくすることはとても大切です。従って事前にその対策を講じることはとても重要です。
これまでの計測結果を少しでも早く解析し、これから既存住宅を購入される方々のお役に立ちたいと願っております。今後とも宜しくお願いいたします。