7月の標語「機会を見極める」

 今月の標語は、「機会を見極める」です。「時は金なり」という諺があります。そして「時」には、「機会(オポチュニティー)」という意味もあります。

 「お金」は大切なものです。その額が大きければ大きいほど、失ったときの喪失感は大きいと思います。しかし、その失った額以上を取り戻すという可能性はあります。

 しかし、「機会」はどうでしょうか。「機会」は、”これが一番良い条件である” と思えても、”もしかしたらもっと良い条件があるかも知れない” と思うこともあるでしょう。そして、”今回は様子を見よう” とその「機会」を見送ってしまうとしたら、「お金」と違って取り戻すことは不可能です。おそらく、あのときにあの条件を受け入れておくべきであったと何度も何度も後悔することでしょう。そして前回と同じ条件が再び訪れると期待するものの、果たしてその「機会」が有るのか無いのか、有ったとしてもいつ訪れるのかも全くわかりません。

 また、良い「機会」と思いながらも、全ての「機会」を得ていくことは時間や費用の面からも難しいこともあるでしょう。もしその「機会」を逃してしまったら、いつまでも後悔し続けるよりも気持ちを切り替えていくことが必要でしょう。「機会」を逃してしまうととても残念な気持ちになりますが、いつも前向きでいるときにこれまで見落としていたことがもっともっと見えてくると思います。

 あの「機会」よりももっともっと良い「機会」が必ず与えられると諦めずに期待していくことが、本当の意味で自分を見つめ直す大切な「機会」なのかも知れません。

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