1月18日に「木造住宅耐震事業協同組合」の全国大会へ出席させていただきました。基調講演では、あの林先生が「伝わる言葉と伝える言葉」と題してご講演をいただきました。
まず、「価値」についての話しがありました。最初に「差異」があり、その差異が人によって「価値」を生み出すという話しでした。この世の男性全てがイケメンであれば、イケメンの意味はどのようになってしまうのでしょうか。今日の私たちの認識として、イケメンはハンサムであったり、カッコよい人ということです。それは比較する男性と比較される男性に差があって初めて「あの人はイケメン!」となります。
全ての男性が同じ顔をしていたら、比較対象することが出来ません。そうすると「差異」が生まれず、「イケメン」も生まれません。また「イケメン」に価値を求める女性もいれば、「優しさや人柄」に価値を求める女性もいます。「経済力」に価値を求める女性も当然いるでしょう。全ては比較するモノと比較されるモノとの間に「差異」があり、そこに「価値」が生み出されます。
私たちの地盤調査は「地盤改良工事比率が低い」ことが価値です。そしてそこに価値を見出してくださっている工務店様や設計事務所様から地盤調査のご依頼をいただいております。ときには、私たちの地盤調査費が高いと言われる事業者様もおられます。その方々の求める価値は「費用」ということかと思います。
価値を私たちが決めることでは出来ませんが、私たちの地盤調査「地盤改良工事比率が低い」ということに価値を見出してくださる方々といつまでも良い関係を築いていきたいと思います。また、新商品をリリースするにしても、この新商品の価値を私たち自身が十分に理解し、そこに「価値」を見出してくださる方々に上手にアプローチしていきたいと思います。
林先生、ありがとうございます!