表面波探査法による住宅地盤調査のビイック株式会社

1月19日に第19回木耐協全国大会に出席しました

PHD_Rgeller
 1月19日に第19回木耐協全国大会に出席しました。基調講演は、東京大学理学部のロバート・ゲラー教授です。ゲラー教授は在日32年のアメリカ人でテレビなどでも活躍しております。

 予知と予報の比較説明をいただき、予報には方程式があるため数値を代入すると回答が得られるが、予知には方程式がないため、地震が「いつ」「どこで」「どのくらいの大きさ」などが特定することが出来ないという説明を伺いました。

 地震後に特徴のある雲が発生していたとか、動物が異常な行動をしていた?とかなどの前兆説がありますが、それが次の地震前に同じ傾向が現れていることは無く、結果として「予知」では無く、「後知」であると楽しく説明をしてくださいました。 

 またハザードマップでは首都圏直下型地震が発生する確率が高いと示していましたが、東日本大震災発生後は東北地方の地震発生確率が上がったり、熊本での地震発生率は低かったものの、昨年の大地震後は、熊本方面の地震発生率が上がったりと、あまり参考になっていないという話しがありました。

 結果としまして、地震がいつどこで起きても大丈夫なように予め備えておく、準備をしておくことが大切であるとのことでした。人は分かっていてもなかなか出来ないことがあります。しかし、とかく地震被害は広範囲で、且つ長期的なものであるため、事前に地震被害を想定し対策を講じておくことで最小限に、そして短期間で復興に繋がることが多くの事例によって証明されています。従いまして、行動することが悲しみを、また後悔を減少させることに直結するのだと改めて考えさせられました。

モバイルバージョンを終了