表面波探査法による住宅地盤調査のビイック株式会社

被災後の重要ツールであるIT

 熊本地震が発生して間もなく、活躍したもの
・・・それはITであったと感じました。

震災後、グーグルマップに、被災所情報、診療している医療関係情報、トイレ情報、営業しているスーパー情報や銭湯情報などがマッピングされた「熊本大分支援マッププロジェクト」という大学生?たちが始めたサイトが見られました。こと細かく、必要物資内容や店舗の営業時間などまで記入されており、被災された方々の一番必要な情報が得られる手段として最適であると感じました。ただ、時間経過とともに情報の価値は変動してしまいますので、エリアごとの管理者を予め決めておき、有事の際は様々の情報をその管理者に集め、いつでも最新の情報を提供していくことがとても重要であると思います。人は少しでも価値が無いと感じると全く利用しなくなるからです。

東日本大震災時、私は今起きていることがどのようなことであるのかわからないため、ラジオやテレビなどから様々な情報を入手しようとしていました。しかし、得られた情報は、どこそこで震度いくつの地震が発生していることや被害状況などの情報でした。計画停電などもあり、いつどの辺りがそれに該当するのか、営業しているガソリンスタンドはどこであるのかなど知りたい地域の情報を知ることは出来ませんでした。

その震災では電話の不通などもありました。その後「LINE」のサービスが提供され、電子メールでは相手が開いたか否かが確認出来ないことから、”既読表示” 機能が付加されていました。またNHKもスマホでニュースが聞けるように、”らじるらじる” アプリが提供されました。私はこの ”らじるらじる” の一番の利点は、自分の居る場所によってNHKの周波数に変更する必要が無いことだと思います。高速道路を移動中、地域が変わっても何も気にすることなく、また良好な音質で聴くことが出来てとても重宝しています。

最近、何となく悪者扱いされていたあの ”ドローン” 、活断層や阿蘇大橋の崩落を見事に撮影してくれました。熊本城の被害状況をヘリ中継していましたが、望遠での撮影のため鮮明さは感じませんでしたが、ドローンの映像はとても鮮明でした。またヘリ撮影では救助を必要としている人の声が聞こえないなど、ドローンの利点が最大限現れていたと感じます。

先日益城町総合体育館へ行ったとき、ドコモ社がスマホなどを充電出来る設備を配置していたり、wi-fiが無料で利用出来るようになっていました。情報があれば最善の選択をすることが出来、次の行動に差が生じてきます。ITなどのテクノロジーが被災者へ安心を提供し、速やかな復興につながる重要なツールであると感じました。

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