ファイナンシャルプランナー

 私は現在51歳で、高校2年生、中学3年生、小学6年生の子供がいます。子供たちが中学になってからは塾代や学費など、それなりの金額が必要になっていることを日々感じています。それに対して十分備えをしてきたかと言えばそんなことはなく、やりくりを経験している最中であります。

 人生にはそのとき、そのときに、お金が必要になります。学資保険に入るとき金融機関の配布する資料において、子供の教育費は1500万円くらい必要であるという案内を見たことがあります。そのときはそれほど掛かるのかなあ?と思っていましたが、今それを実感し始めているところです。

 当然、子育てが終わると老後のための資金が必要になると思います。ねんきん機構から送られてくる将来私が受け取る年金額を見ると、寂しい気持ちになります。「貧乏老人」などの単語を見る度に将来の自分に対して、今の自分がするべきことをしておかないと困るのは自分自身であると思わされます。

 少しでも将来の足しにしようと、先日年金保険に加入しました。それでも将来の自分が受取る額は、年間36万円*10年間です。備えあれば憂い無しとは言いますが、このペースでは十分憂いが残ります。

 これまで勉強というものは学校で学ぶ国語、数学、英語などの科目を勉強してきました。でも人生設計において役に立つ勉強もあります。それがファイナンシャルプランナーではないでしょうか?将来の節目節目である結婚、住宅購入、教育費、医療費、老後の生活資金などのイベントがあって、そのために必要な費用をあらかじめ設計し、準備をする勉強です。

 人間興味が無いこと以外は勉強することが無いかも知れませんが、ファイナンシャルプランナーという勉強は生きていくための知恵でもあると思いますので、高等学校の必須科目にすると将来の自分のために投資をしたり、10年、20年先を見据えた若者が育っていくのではないかと考えます。自分たちの老後時代には年金が無いだろうとなげくよりも、今どうしていけば将来自分が困らない生活が送れるのかを考える若者が増えて欲しいと願います。

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