地盤地震学会耐震

能登半島の地震

石川県の能登半島で地震が連続して発生しています。

2021年の1月1日から、2022年6月23日朝8時までの間に175回の有感地震が発生し、6月19日には珠洲市で震度6弱、6月20日には珠洲市で震度5強の揺れを観測する強い地震が発生しました。

上の震度分布図が19日の地震で地震の規模はM5.4、最大震度は6弱でした。

次の震度分布図が20日の地震で地震の規模はM5.0、最大震度は5強と公開されています。

なお、2007年に発生した能登半島地震の震源は半島西側を震源としており、地震の規模はM6.9で穴水町や輪島市、七尾市の一部で震度6強が観測されています。なお、珠洲市での震度は5強でした。この時の震源位置は西北西におよそ70㎞程度離れています。

 

気象庁では、この地震発生後、「石川県能登地方の一連の地震活動は当分続くと考えられることから、地震への備えをお願いします。」

というコメントを公表しています。また、能登半島沖には能登半島沖起振断層と呼ばれる断層があり、こちらで地震が発生すると津波が発生する危険性があることにも注意喚起しています。

https://www.data.jma.go.jp/kanazawa/shosai/notojishinportal.html

大きい地震が起きたから、これで地震活動は終わり、ということになればよいのですが、現実にはまだ地震が続いています。

 

いましばらくの間、能登地方にお住まいの方は、地震に備えて、十分な注意をお願いいたします。

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