本コラムでも紹介しましたが、昨年調布市で道路が陥没して大きな騒ぎになりました。
このことは覚えていらっしゃる方も多いと思います。
そして、今年10月にはごみ収集車が吉祥寺で道路陥没に巻き込まれて、身動きが取れなくなりました。
https://www.asahi.com/articles/DA3S15098450.html?iref=pc_ss_date_article
11月11日には北海道で道路が陥没して、今度は乗用車が陥没した穴の中に転落してしまう事故が起きました。
上記の3件は、それぞれが異なる原因で発生したものと考えられます。
実は道路が陥没する原因というのは、様々なものがあります。
国土交通省が令和元年に公表した道路陥没に関する資料があります。
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/ijikanri/pdf/h29-r1kanbotu.pdf
道路の側溝や排水施設など道路施設が要因となったことが50%以上を占めているようです。
他の要因に関してご興味のある方は、上記リンクをご参照ください。
道路の陥没は、車が落ちてしまう規模の大きいものから、歩いている人がつまずく程度の小さなものまであり、それらを総計すると年間に1万件前後発生しているということです。
ニュースなどで報道されている道路陥没は、これらの中で影響が大きくて、かつ多くの人目に付いたものだけということになります。
もしもあなたが道路通行時に陥没等の異常に気づいたら、警察又は道路管理者に連絡するようにしてください。そのことで人命救助につながるかもしれないのですから。