地盤

調布の陥没について その2

12月18日に有識者員会が行われ、その結果がNEXCO東日本から公表されました。

https://www.e-nexco.co.jp/news/important_info/2020/1218/00008869.html

断定はしていませんが、陥没や空洞の発生原因は東京外環自動車道トンネル工事によるもの、と記載されています。

陥没や空洞の発生がトンネル上部にのみ認められる現象である以上、その可能性が高いことは言うまでもありませんが、

発生のメカニズムについては、まだ検討の段階であるという結論となっています。

ボーリング調査の結果から、掘削深度の地盤は固さの変化が大きい砂主体層ということなので、下手にいじるとバランスを

崩すように思いますが、施工記録には陥没発生個所付近で取り込み土量(工事の際に排出する土の量)が極端に増えたような記録は

ないようなので、実際にはどのような現象が生じたのかわかりません。

このため、さらなる解析が進むことを期待します。

これはあくまでも想像なのですが、もしもシールドマシンが砂主体層のバランスを崩したことが原因であれば、ほかにも空洞など

が存在する可能性があるのではないかと愚考します。

この件につきましては、また触れたいと思います。

*本コラムで引用した画像は、NEXCO東日本のホームページより引用させていただきました。

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