清水寺で12月14日に公表された今年の漢字は「密」でした。
まあ、予想通りの結果だったので、皆さんあまり驚きはないと思います。
某都知事がさんざん記者会見で口にしていたし、某官房長官や某厚生大臣も口にしていたので、この一年間で最も聞きなれた言葉
のひとつであったことは間違いないのだと思います。
今年、筆者が懸念していたことは、災害の発生によって避難所の開設に伴う大混乱の発生と大規模なクラスターの発生でした。
実際に九州地方で集中豪雨が発生しており、被災された方には心からお見舞い申し上げます。
ただ、この九州地方の豪雨では避難された方や避難所を利用された方の間にクラスターが発生したということはなく、
不幸中の幸いだったと考えています。
また、この九州地方豪雨以外には大きな災害がなかったことに一安心しています。
広域で長期間の避難所生活が必要になるような、東日本大震災のような災害が生じていたら、と思うとぞっとします。
大規模な災害時には、ただでも伝染病の発生が懸念されるのに、感染症が流行している中での密が避けられない避難生活では
大規模クラスターの発生が避けられなかった可能性がありましたので。
来年こそ災害がなく、皆様が健やかに過ごせる一年であることを祈念して今回のコラムを終わります。
お付き合いありがとうございました。