あけましておめでとうございます。
本年もまた書き続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。
さて、関東地方の方は新年早々の3日未明に緊急地震速報で驚かされた方もいらっしゃったと思います。
筆者も驚かされた一人なのですが、あまり大きな揺れはなくて、安心しました。
緊急地震速報は、地震観測網にある程度の大きさの揺れが感知されたときに発表されるものですが、
震度5弱以上の揺れとなる可能性があるときに通知されます。
このため、実際にはより小さい震度にしかならないことがあります。
これは津波の警報についても同様で、実際に東北地方太平洋沖地震の際に被害が大きくなった理由の一つに
これまでに何度も津波警報や注意報は発表されているのに、実際にはたいしたことがなかったから、津波警報を聞い
てもどうせ津波は来ない、と決めつけて避難が遅れたことがあるとされています。
緊急地震速報でも、同じようなことが生じないとは限りません。
地震は発生したら揺れの大小はあるにしても、必ず伝わってきます。
それほど時間的な余裕を持てるわけではなく、場所によっては揺れ始めてから発表される緊急地震速報ですが、
地震が来るとわかっているのといきなり揺れるのとでは、まったく感じ方が違います。
別に外れることの多い気象庁をかばうつもりはありませんが、天気予報と同じで無ければ無いで困るものなのです。
どうせ揺れない、などと決めつけるのではなく、身を守ることに役立てるようにしてください。