毎年、この時期になると聞こえてくるのが災害に備えようという言葉です。
9月1日が防災の日で、多数のイベントが開催されますが、夏が終わると暑さの代わりに台風という
実害を伴うことの多い厄介な自然現象がやってきます。
今年は、早い時期から台風が上陸するという厄介事がありましたが、そのような事情に斟酌することなく
また台風が迫ってきます。
「非常に強い台風なので準備をしてください」
そう言われても、実際に何をすればよいのか、についてはなかなか分かりにくいと思います。
そして、実際に準備をする人は少ない、そのために災害に備えてくださいと繰り返されているのです。
以前は台風の情報と言えば、農業関係者や漁業関係者、船舶関係者など、風雨に影響されやすい業種の方々に
対する警戒情報であるというイメージが強かったのですが、最近はそんなことも言ってはいられないようです。
風雨に備えるには、飛ばされそうなものを固定するないしは屋内に仕舞うなどのことがありますが、地震同様に
非常用品を準備する、ということまでは気が回らないと思います。
とりあえずは、簡単に準備できる満タンを行うことをお勧めします。
車のガソリン、浴槽の水、携帯の電池、懐中電灯及びその電池、ラジオの電池などなどです。
そして非常用の飲料水と食料も必須です。
街中に住んでいるから大丈夫、そう考えている方も多いと思いますが、まさに多くの方がそう考えているからこそ、
いざという時に不足します。
倒木の影響で大変な被害が生じたことはみなさん知っていると思います。
だから決して他人事だとは思わないで、各種インフラが分断されたときに備えて準備をしておいてください。
役所が何とかしてくれるなんて甘い幻想も抱かないでください。役所も被災してしばらくは身動きが取れなくなること
も多いのですから。