平成31年4月16日、阿蘇山が噴火しました。
噴火警戒レベルが1~5まである中のレベル2と公表されていますので、危険性は低い方と考えられているようです。
あまり知られてはいませんが、およそ9万年前に日本列島で過去最大規模の噴火を起こした実績がある阿蘇山なので、今回の噴火が小規模なもので終息することを望むばかりです。
阿蘇山を上空から眺めてみればよく分かりますが、非常に巨大なカルデラが残されており、このカルデラが過去に大規模な噴火の発生によって生じたものなのです。
そして、阿蘇山に連なるものとして布田川・日奈久断層帯があります。この活断層帯は2016年熊本地震を生じさせた断層であり、大きな地震を励起したことで、その影響は同じ断層帯の中で地震時に動かなかった部分に残されています。
熊本地震と今回の噴火に関係性があるのかはわかりませんが、警戒しておく必要性はあると思います。
今回の噴火がどのくらいの規模となるのか、どのくらいの期間続くのか、については不明ですが、これからの観光シーズンに地元化農産業が影響を受けないことを願っています。
また、それ以上に阿蘇山の噴火が大規模なものとならないことと、阿蘇山の噴火によって布田川・日奈久断層帯の活動が活発になることのないように願っています。