地震耐震

地震に備える

新年あけましておめでとうございます。

本年が皆様にとって良い年でありますことを祈念いたしております。

 

前回、地震動予測地図について触れました。

この正月3日の夕方6時過ぎに熊本で震度6弱の地震が発生しました。

画像は気象庁が公表した、3日の地震時震度分布です。

熊本県和水町江田というところで最大震度6弱となり、これは2016年熊本地震とは無関係の地震であることが気象庁から公表されています。

ちなみに和水町江田という場所には和水町役場があり、この付近では平成30年1月1日から30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率は1.7%となっていました。

 

これまでも触れてきましたが、地震動予測地図はあくまでも予測であり、確定した事実ではありません。そのために確率が高いからと必要以上に慌てる必要はありませんし、確率が低いからと何もしなくていい、というわけではありません。どのような予測が公表されようとも、地震に備えておく必要がある、ということなのです。

 

地震に備える、と一言で言ってもやるべきことは数多くあります。

  • 家族の人数×7日分の食糧・飲料水を用意しておく。
  • タンスや食器棚、本棚などの家具を固定する。電子レンジやテレビなどの大型家電製品が動かないようにする。タンスの上側など高いところにものを置かないようにする。
  • 非常持ち出し袋など、緊急時に持ち出す必要があるものをまとめておく。
  • 自宅から避難所までの経路確認や、家族との連絡方法を決めておく。
  • 近隣の一人暮らしの高齢者を把握しておき、被災時に声を掛ける準備をしておく。
  • 自宅の耐震性を確認して、必要なら耐震改修工事を行う。

耐震改修を行う際は、最寄りの設計士に相談する。また、弊社動的耐震計測をご利用ください。

 

いざという時に慌てるよりも、準備しておくことが大切です。

 

 次回はちょっと怖い地盤、について触れようと思います。

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