基礎下減震システム 施工方法・事例

ビルダー様・設計者様へ 施工方法と施工事例

製品・技術の概要

「基礎下減震システム」は、建物のベタ基礎下部全面に特殊な「すべりシート」を敷設し、震度7クラスの地震動に対し、建物の揺れを震度5程度に低減することができるシステムです。

特長

  1. 免震と比較して安価で施工可能
  2. 大地震時の揺れの低減効果
  3. 施工が簡単であること
  4. 住宅より寿命が長く繰り返しの地震にも耐久性をもつすべりシートを使用していること
  5. 通常の確認申請で建築可能であること(一般住宅として建築可)

本製品・技術の適用範囲

「基礎下減震システム」は新築木造1階建て・2階建ての4号建築物(建築基準法第6条)に該当する建物において施工することが可能です。
特定のビルダーのために開発した工法ではありません。また、フランチャイズ制も採用しておりませんので、全国のあらゆるビルダー様・設計者様からのお問い合わせをお待ちしております。

施工の概要

④は当社または協力会社にて行います

①地盤調査

結果に基づいた地盤対策(当社にて行います)

②根切り工事

砕石地業

③ベース コンクリート施工

ひび割れ防止のためメッシュ筋利用(仕上げは平滑に行っていただきます)

④減震材(すべりシート一式)敷設

端部養生シート、防水シート、下部すべり材、上部すべり材、保護ゴムマットの順に敷設します。

⑤ベタ基礎工事

※以上は概略の作業手順です。詳細はお問い合わせ下さい。

基礎断面図

基礎下減震システム採用時の標準的な例

*の寸法は地盤調査結果により異なります。

基礎下減震システム施工ビデオ(クリックで再生)

施工例

砕石で可動部分を埋め戻した例砕石で可動部分を埋め戻した例
現場発生土で埋め戻した例現場発生土で埋め戻した例
配管処理を固定型で行った例配管処理を固定型で行った例
配管処理を固定型で行った例配管処理を固定型で行った例
配管処理をフレキシブル型で行った例配管処理をフレキシブル型で行った例
建物原位置復帰のためにジャッキ孔を設けた例建物原位置復帰のためにジャッキ孔を設けた例

基礎下減震システムが採用できないケース

下記に該当する場合「基礎下減震システム」が採用できない可能性がございます。 詳細はお問い合わせ下さい。

  1. 建物(屋根や出窓)が隣地境界から50cm以上離れていない場合
  2. 岬の突端等、風速30m以上の強風が多く吹く場所
  3. 液状化の可能性が高い場所(公的機関の液状化予測マップ等をご参照下さい) etc.
基礎下減震システムについてのよくあるご質問