表面波探査法とスクリューウエイト貫入試験のコスト比較をしてみよう!
※「JIS A 1221 スウェーデン式サウンディング試験」は2020年10月26日付で、「JIS A 1221 スクリューウエイト貫入試験」に名称変更の公示がありました。
地盤調査費だけならスクリューウエイト貫入試験(SWS試験)の方が安価です。しかし調査後の地盤改良工事も含めて考える必要があります。正確な調査結果が示すコスト比較をご覧下さい。
表面波探査法は低コスト。その理由は?
高精度に調査ができるため改良工事判定になるケースが少ない
住宅を支える地盤があれば、改良工事をする必要はありません。それを調べるのが地盤調査ということはお分かりいただけたかと思います。
それでは、よく使われている表面波探査法とSWS試験のコストを比較してみましょう。確かに地盤調査の費用はSWS試験よりも表面波探査法のほうが高いです。しかし、表面波探査法はより詳しく段階的に地盤を判別することが出来るので、不必要な地盤改良工事がなくなります。このことでトータルコスト(地盤調査+工事費)を大幅に縮減することにつながります。
直接基礎の割合増で地盤のコスト削減!!
工事種類 | 地盤改良工事 | 地盤対策工事 | 直接基礎 |
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工事内容 | ・表層改良工事 ・柱状改良工事 ・既製杭工事 |
・再転圧 ・砕石置き換え工事 ・深基礎 など |
特別な地盤への工事はほとんどなし |
費用 | 数十万~百数十万円 | 十万~二十万円 (工事内容による) |
数万円 |
※平均的な価格表示です。多少皆様のご存知の数字と相違点があるかもしれませんがご了承下さい。
建売り住宅の建築こそ表面波探査法がいい!
大量に施工する業者様などは年間の建築戸数が数十~数百戸となると、無駄で必要性の無い地盤改良の費用は、莫大な金額になってきます。また工期が短縮出来るので、工程管理が格段にスムーズにもなります。一度、試算してみてはいかがでしょうか。
コスト削減が何につながっていくのか
発生した無駄な改良工事費用は、住宅の価格に上乗せされていきます。建売住宅であれば、販売価格に直接、反映されます。建売で同じような住宅であれば安価な方が売れますが、注文住宅の場合、他の部分のグレードを低くしなければならなくなります。
最終的にはエンドユーザーが無駄なコストを背負い込むことになります。必要以上に高い買い物を強いられているということを、今はまだお客様は知りません。
表面波探査法をさらに詳しく知りたい方は下記もご覧ください。