表面波探査法による地盤調査は、昭和50年に当社(ビイック株式会社)が確立しました。この特徴を説明していきます。
より一層厳しくなるエンドユーザー、消費者の目
表面波探査法は、地盤に表面波を伝え、その速さを測定しています。地面をゆする起振機、波動を抽出する検出器、本体部及び制御用パソコンという構成になっています。パソコンによる制御で、起振機により細かく周波数を変化させます。このことで、地盤の詳細な速度情報を集積しています。
敷地内では5箇所の測定を行います
表面波探査法は、建築予定建物の4隅と真ん中の計5箇所の測定をします。点ではなく検出器を設置した50cm~100cmを直径とした“範囲”の平均的な情報を捉えています。さらに、パソコンによる制御及びデータの集積を行っているので、測定者がかわっても、データの精度はかわりません。
より広い範囲の地盤情報。地中に隠されたリスクをヘッジ
建て替え時のガラの混入、部分的な地耐力不足、自然地盤面の傾斜。 これらについて考慮せずに住宅を施工することは、将来的になんらかの障害が生じる可能性が高くなります。
点ではなく面で計測し、面で広い情報を集約することで、これらの事象を見落とす危険を低減します。
建替え時のガラの混在
最悪沈下や陥没などのケースもある。
部分的な地耐力不足
部分的に人の手が加えられた地盤や旧地形が特殊である場合(沢や沼など)。
自然地盤の傾斜
層厚が変化していることで、沈下特性が異なり、不同沈下の原因となる。
その他
擁壁の埋め戻し跡、造成地の切り盛りの境界も不同沈下の発生する要因を含んでいます。
*異物の種類、量等は分かりません。異物の影響で地盤が弱く不同沈下を引き起こす可能性があるかを把握する事ができます。
表面波探査法をさらに詳しく知りたい方は下記もご覧ください。