台風14号によって多くの土砂災害が生じている旨、報道がなされています。
事例1 宮崎日日新聞の災害報道
事例2 NHKが報じた土砂災害まとめ(20日14時時点)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220920/k10013827421000.html
こうして台風や大型低気圧などが日本列島付近を通過するたびにこのような報道がなされています。
どうして、このように暴風雨にさらされると、土砂災害が生じるのでしょうか。
内閣府の防災情報のサイトにある「土砂災害に備える」というページのリンク先を以下に示します。
土砂災害の種類と前兆現象が記載されています。
https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h27/79/special_02.html
通常時であれば、何の問題もない斜面を構成する地盤に、雨水による追加荷重が加わることや地震動が加わることによって、安定が崩れることによって生じる災害になります。
このため、降雨量が非常に多くなった場合や、大きな地震が発生した場合に土砂災害は生じます。こうした地盤への影響は蓄積されることになりますから、大雨が継続する場合や地震発生後に大雨が降るなどの事象が発生した場合には、地盤の持つ許容量を超えて、土砂災害が発生する可能性が高くなります。
天気予報の際に大雨や地震の後で、「地盤が緩んでいる可能性がありますから、土砂災害に注意が必要です」とアナウンスされるのは、このような原因があることによります。
*内閣府政府サイト内防災情報のページより引用
土砂災害の発生前には兆候が表れる場合もあります。上図に示したような兆候が一般的には知られていますが、普段と異なる様子が見られたら注意するようにしてください。
大きな影響を受けた地盤内部では、様々な変化が生じている可能性があります。
まだしばらく、雨の多い季節が続きますので、上表に記載のあるような症状がもしも見られたら、役所に連絡して相談することと避難の準備をするようにしてください。
また、避難等に備えて非常用備蓄品の準備をお願いいたします。