令和3年度防災白書が公表されました。
http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/pdf/r3_all.pdf
この防災白書は毎年公開されるもので、防災で実施されたことと防災計画について記載されています。
ご時世を反映して「新型コロナウィルス感染症の影響下における災害対策」に30ページ余りがさかれています。
また、平成30年と令和元年の災害に対する復興対策についても記載され、今年度の計画も記載されています。
この白書を見ると災害復旧にいかに費用が必要か、見えてくると思います。
一例をあげると、P247に記載のある河川等災害復旧事業には、
令和2年度407.9億円
令和3年度386.3億円
という予算が組まれています。
この災害復旧費用は、あくまでも災害復旧の一部であり、実際には膨大な費用が必要になります。もし、災害がなければ別のことに使われる、ないしは減税の予算になったのかもしれません。
そして、災害支援や災害復旧については、災害発生後、すぐには公的機関では対応できないものが多いということを知っておいていただければと思います。
一度、この防災白書をご覧になって、複数年度にわたる災害復旧に費やされている費用など、ご確認いただけると災害というものに備えておくことの重要性がお分かりいただけるものと考えます。
現在の総理大臣は災害発生時について、自助・共助・公助の順番で対応することを求めています。
真っ先に来るのが自助なのです。
再度のお願いです。これから口にするのははばかられますが、災害の多くなるシーズンです。「自助」の部分について、ぜひとももう一度自分の周りのご確認をお願いいたします。