2020年6月4日付の毎日新聞に、長野県中部と岐阜県飛騨地方の県境で地震が相次いでいるという記事が記載されています。
4月22日から6月3日までの間に有感地震が174回発生しており、1998年におよそ3か月続いた群発地震と震源域が重なることもあって注目されています。
1998年の時は最大震度5弱で、今回は今のところ震度4です。
長野県の群発地震といえば、1965年から5年半続いた松代群発地震を思い出します。
この松代群発地震では震度5(当時の震度階)が10回観測されており、1日に有感地震が585回観測されたこともありました。
観測史上、まれにみる長期間の群発地震でした。
糸魚川-静岡構造線断層帯をはじめ、長野盆地西縁断層帯など多くの断層が長野県付近には存在していますが、これらの断層が原因と特定されてはいません。
今回の多発地震が長期かつ大きな地震とならないことを願っています。
また、地震活動に警戒することと準備しておく事は必要ですが、気にしすぎることのないように生活していただければと思います。