地盤

住宅と地盤の関係

住宅を建築する前に、地盤の固さを調べる事は非常に重要です。

地盤が固ければ問題はありませんが、軟らかい地盤だと沈下してしまうかもしれません。

日本の大都市部のほとんどは、河川の流れで運ばれた土砂が堆積した地盤です。特に、河口付近では細かい土砂が堆積しているため、比較的軟らかい地盤が多くなります。

 

住宅を建築するとき、建築予定地の地盤を調べようとお考えになることがあると思います。

単純に軟らかい地盤と言っても、考え方による違いがあります。そのため、調べてみるときには以下のようなことに注意してください。

1)地質学的な資料では、風化の進んだ岩盤や堆積層と言われる砂や土、礫などからなる地盤のことを示しています。

2)土木的な資料では、N値と呼ばれる地盤の固さを示す数値で表され、N値10未満となる地層を軟らかい地盤としています。

3)住宅建設の場合、木造2階建て・3階建てを建築する際に住宅の荷重を支えることができない地盤を軟らかい地盤としています(参考値:N値3未満または支持力20kN/㎡(2階建て)、30kN/㎡(3階建て)程度)

1)は、地球的規模で考える場合、2)は、大規模な建築物や構造物の工事で考える場合、3)は、住宅建設で考える場合で軟らかい地盤というものの定義が異なります。

 

このため、住宅を建築する際の参考として地盤を調べる場合には、住宅関連のサイトや資料を参照するようにしてください。

 

参考GAIAhttp://www.vic-ltd.co.jp/map/  (ただいまメンテナンス中です。)

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