毎年9月1日に防災の日として、全国で一斉に防災訓練が行われています。
1923年(大正12年)9月1日に発生した大正関東地震(関東大震災)にちなんで毎年9月1日を防災の日としています。防災の日は、「その大きな被害を忘れずに備えていこう、という考え方」の基に制定されたものです。
実際に多くの自治体などでは防災週間を設けて、認知活動や避難訓練や消火訓練などが行われています。
ただ、防災の日を知らない人が増えているという統計もあります。特に20歳代以下ではこの傾向が顕著ということなので、特定の日に思い出すということではなく、防災に関連することをもっと気にかけてほしいと思います。
実際に地震に遭遇した時、大雨による河川の増水などで避難勧告や避難指示が出た時、日頃から防災を意識していたとしても、なかなか対応できないのが現状です。
自分には関係ないとか、いざとなったら考えればいい、という考え方が実際に災害に直面した時にどう対処すべきかわからず、地震や津波、豪雨での被害を拡大したのだということを知っておいてほしいと思います。
常日頃から防災を意識して欲しいのですが、それはなかなか難しいことだと思いますので、せめてこの日くらいは防災というものを意識してみてはいかがでしょうか。