新しく住宅を建築する際、まず地盤が住宅の重さに耐えることが出来るかを調べることが重要です。
この情報によって、地盤改良工事が必要な地盤か住宅の基礎設計の方針を決定する事になります。
もう一つの重要なことが、地盤と地震の関係です。
地震による地盤のゆれ方は、地盤状況によって変わる事があります。やわらかい地層が厚い地盤では、ゆれが大きくなります。
地震情報で表示される各地の震度で、震源に近いところよりも、遠く離れた地域で震度が大きくなることがあります。このようなことが生じる原因は、地盤の固さに関係しています。
地震でゆれやすい地盤であっても、住宅を建築する上では地盤改良工事を必要とする地盤とは限りませんが、建物の耐震性能を高めに設計する必要があります。
地盤調査「表面波探査」は、地盤の固さを調べるだけでなく地震時の地盤のゆれやすさを調べることが可能です。地盤改良が必要な地盤か、また、住宅の耐震性をどの程度にすれば良いかの目安がわかります。
次回、もう少し詳しくご説明いたします。