去る4月19日に試験棟建設のための地鎮祭を行いました。
当社は木造住宅2階床に起振機を設置して、建物の固有振動数計測をしています。この得られる建物の固有振動数は、建物の耐震性と因果関係があります。固有振動数が高ければ地震による被害が低く、固有振動数が低ければ地震による被害が大きいのです。
耐震リフォームのビフォーアフターでこの固有振動数計測を実施することにより、どのくらい耐震性が向上しているのかを判断することが出来ます。しかし、中には耐震リフォームを施しているにも関わらず、差異が見られないこともありました。これでは両刃の剣です。
そこでどのような耐震リフォームを施すと効果が顕著であるのか、またどの個所をどの工法で耐震リフォームすると効果覿面であるのかを判断するために、自前で試験棟を建設することにしました。写真はそのときの地鎮祭です。当日は風が強く、神主さんの帽子やお供え物が飛ばされたりとハプニングがありましたが、何とか無事に終了しました。
耐震補強商品などの効果だけでなく、偏心している状況の建物でも計測を行い、さまざまなデータを取得していきたいと考えております。試験結果などがまとめられたら皆さまに紹介していこうと思っております。どうぞ宜しくお願いいたします。