6月の標語「私たちの思いとお客様との思いは違う」

 これまでお客様目線に努めていたが、まだまだ私たちの思いはお客様の思いになっていないことが分かりました。これまである自治体が空き家調査のために弊社商品である「動的耐震計測」を実施し、その調査結果よりその空き家を存続させてるのか解体するのかを判定したいという話しを表面波探査による地盤調査機導入会社さんよりお話をいただきました。

 

 当社としてはこれがモデルケースとなって全国で同様の動きになることを期待していましたので、その自治体の求める調査報告書に全力を注いでいました。しかしながら先方の思いが中々分からず、実際にお会いして状況をお聞きすることとなり打合せをしましたところ、私たちが想像している内容とは全く違った状況ということを知りました。

 

 また先月からとある民間建築確認申請機関から表面波探査による地盤調査を受付けないという状況が発生していました。取り急ぎその確認検査機関に伺い事情を確認したところ、受付けが出来ないということにはなりませんでしたが、近隣のボーリング調査結果やSS調査結果を添付するという指示をいただきました。私どもは何とか申請を受け付けていただくことで良い方向へと進んでいたと感じていましたが、その地域内の表面波探査機導入会社さんからは、近隣データを添付することには理解を得れないという意向をいただきました。

 

 私たちとしては現在よりも前進したものと思い、お客様にとっても良い状況となっていると考えていましたが、実際は全くそうではありませんでした。普段、私たちは「お客様目線で行動する」と考えていましたが、私たちの思いとお客様の思いは全く違っていることを知らされました。

 

 このようなことを繰り返さないためにも、前もってお客様の話しを十分聞き取り、その真意をまず確認し、その方向へ進むような状況にもっていかなければなりません。お客様の思いを考えるのでは無く、お客様にお聞きするようにしてお客様のメリットになるようにビイックは行動していく必要があります。これまでの思いを改めましてこれからお客様にとって喜んでいただけるご対応を心掛けていく決意であります。

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